NEC Express5800シリーズ BMC設定方法

BMCを活用したNEC Express5800シリーズの管理・運用

NEC Express5800シリーズのプロダクトはIPMIバージョン2.0(Intelligent Platform Management Interface version 2.0)に対応したBMC(Baseboard Management Controller)を搭載しています。ネットワーク経由でオペレーティングシステムとは独立したプロダクトの状態監視、電源監視、コンソール利用などを実施できます。

BMC経由での管理ではBIOSの設定変更やコンソールとしての利用も可能であるため、データセンターでの利用など物理的にアクセスすることが難しい場面での管理に適しています。この機能を利用するには最初にネットワークの設定を実施する必要があるほか、必要に応じてユーザの追加またはデフォルトユーザのパスワードの変更を実施することが推奨されます。

ネットワーク設定

BMCのネットワーク設定を実施するには、まず、システム起動時にF4キーボードを押してROM Utilityモードを起動します。ROM Utilityモードが起動するまでしばらく時間がかかります。

起動時F4キーを押してROM Utilityモードを起動

キーボードの種類を聞かれるので、日本語キーボードを使用している場合には「JAPANESE-Keyboard」を、英語キーボードを使用している場合には「ENGLISH-Keyboard」を選択します。

使用しているキーボードに合わせて選択

「BMC Configuration」を選択してBMCの設定画面へ移行します。

「BMC Configuration」を選択

表示されるメニューからさらに「BMC Configuration」を選択します。

メニューからさらに「BMC Configuration」を選択

表示されるメニューから「Network」を選択します。

メニューから「Network」を選択

表示されるメニューから「Property」を選択します。

メニューから「Property」を選択

Managament LAN項目の値が「Management LAN」になっていることを確認します。この状態で少なくとも「IP Address」「Subnet Mask」「Default Gateway」「DNS Server」を適切な値に設定します。BMCのNICポートに割り当てるIPv4アドレスをDHCPで管理する場合は「DHCP」の値をEnableへ変更します。

BMC NICポートのネットワークアドレスを設定

各種値を入力してOKを選択します。ROM Utilityを抜けてシステムを起動します。ユーザを設定していない場合には、システムを再起動する前に次の作業も継続して実施します。

ユーザ設定

システム起動時にF4キーボードを押してROM Utilityモードを起動する必要があります。ROM Utilityモードが起動するまでしばらく時間がかかります。

起動時F4キーを押してROM Utilityモードを起動

キーボードの種類を聞かれるので、日本語キーボードを使用している場合には「JAPANESE-Keyboard」を、英語キーボードを使用している場合には「ENGLISH-Keyboard」を選択します。

使用しているキーボードに合わせて選択

「BMC Configuration」を選択してBMCの設定画面へ移行します。

「BMC Configuration」を選択

表示されるメニューからさらに「BMC Configuration」を選択します。

メニューからさらに「BMC Configuration」を選択

表示されるメニューから「User Management」を選択します。

メニューから「Network」を選択

表示されるメニューから「User Account」を選択します。

メニューから「User Account」を選択

デフォルトではAdministratorというユーザが用意されています。このユーザのデフォルトのパスワードはユーザ名と同じAdministratorです。Administratorユーザのパスワードは利用前に変更することが強く推奨されます。デフォルトの設定ではAdministratorユーザはIPMIプロトコル経由でのマシンの操作、Web管理インターフェースExpressscope Engine経由でのマシンの操作、SSH経由でのマシンの操作が可能です。Administratorユーザのパスワードを変更するには、Administratorを選択した状態でEnterキーを押します。

Administratorユーザを選択した状態でEnterキーを押す

AdministratorユーザのパスワードをAdministrator以外の文字列へ設定します※1

Administratorユーザのパスワードを変更

パスワードを入力したらOKを選択します。ROM Utilityを抜けてシステムを起動します。ネットワーク設定とユーザ設定が適切に実施されていれば、次のようにここで設定したネットワーク設定をネットワーク経由で確認できます。

% ipmitool -H IPv4アドレス -U ユーザ名 -P パスワード lan print 2
Set in Progress         : Set Complete
Auth Type Support       : NONE MD2 MD5 PASSWORD OEM
Auth Type Enable        : Callback : NONE MD2 MD5 PASSWORD OEM
                        : User     : NONE MD2 MD5 PASSWORD OEM
                        : Operator : NONE MD2 MD5 PASSWORD OEM
                        : Admin    : NONE MD2 MD5 PASSWORD OEM
                        : OEM      :
IP Address Source       : Static Address
IP Address              : IPv4アドレス
Subnet Mask             : ネットマスク
MAC Address             : d4:3d:7e:06:a6:50
SNMP Community String   : public
IP Header               : TTL=0x40 Flags=0x40 Precedence=0x00 TOS=0x10
BMC ARP Control         : ARP Responses Enabled, Gratuitous ARP Disabled
Gratituous ARP Intrvl   : 0.0 seconds
Default Gateway IP      : IPv4アドレス
Default Gateway MAC     : 00:00:00:00:00:00
Backup Gateway IP       : 0.0.0.0
Backup Gateway MAC      : 00:00:00:00:00:00
RMCP+ Cipher Suites     : 0,1,2,3,6,7,8,11,12
Cipher Suite Priv Max   : caaaXXaaaXXaaXX
                        :     X=Cipher Suite Unused
                        :     c=CALLBACK
                        :     u=USER
                        :     o=OPERATOR
                        :     a=ADMIN
                        :     O=OEM
% 

※1 NEC Express5800に搭載されているBMCでは慣例的にユーザ名としてrootを使うことはできません。より新しいモデルからはrootというユーザ名も利用できるようになりますが、従来のモデルとの混在使用が想定される場合などは、ユーザ名としてrootを使うことは避けた方がよいでしょう。

last modified: 2015-06-03 14:06:03