オペレーティングシステムの設計と実装に関する解説文書として重要度の高い書籍にMarshall Kirk McKusick氏らの執筆したThe Design and Implementation of the FreeBSD Operating Systemがあります。この書籍はカーネルの設計全体を見通すのに役立つほか、開発者が設計に関してコンセンサスを得ることにも貢献しています。
昨年、この書籍の改訂版となる「The Design and Implementation of the FreeBSD Operating System (2nd Edition)」が発売されました。すでにこの書籍を購入したというFreeBSDユーザも少なくないでしょう。しかし置物になっている、なんてことはありませんか。
「The Design and Implementation of the FreeBSD Operating System (2nd Edition)」は一部の機能の概要を知りたいといった場合にも利用できますので、必要になったときにちょくちょく目を通すといった使い方もできますが、大幅に加筆されたセカンドエディションが公開されたこのタイミングで、最初からこの本を読んでみましょう!リアルタイムでこの書籍のアップデート版が公開されたという幸運を、最大限楽しみたいところです。
本勉強会では講演者(今回は後藤)がこの本を読みながら、逐次日本語での翻訳説明と、必要があれば追加の説明をするというスタイルで読書を進めます。「The Design and Implementation of the FreeBSD Operating System (2nd Edition)」をお持ちの方が対象です(でも持ってなくても大丈夫です)。ちょっと大きな本ですけれども、できれば書籍をお持ちの上でご参加ください。
※1 領収書の発行は行いません。ご了承ください。